長野名品の果物・野菜・加工食品の通販なら採れたて長野ホーム > 遊休農地を活かせ! 信州人の知恵比べ
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遊休農地の拡大が止まらない。 今、就職難の若者にも、自然を求める中堅にも、都会で定年を迎えたシニアにも就農への熱が高まっているやに見える。 だが、それ以上に農業従事者が減少し、遊休農地が増え続けている。 全国規模で言えば、埼玉県全域に相当する農地が遊休農地に。 こんなことでいいはずがない。 食糧自給率も40%前後に割り込んできている。 農耕民族の日本人は田畑を耕して命を引き継いできた。 なんとかしなければ。 やや古いデータだが、長野県の耕作放棄地率(総農家)は2000年には10.9%に達しており、5年後の2005年には12.0%まで膨らんだ。 全国での同じ比較では2000年が5.1%、2005年が5.8%。 長野県は全国平均の倍以上にも達している。 長野県佐久市出身の筆者が思うには。 寒い上に肥沃の地、海の幸に恵まれない長野県人は、一生懸命勉強して都会に出て仕事にありつくしか生きる道がなかった。 一家で農業を支えていた子供たちは皆、都会に出かけていく。 元より山間の多い農業では、一家を継いだ長男とて恵まれない収入。 農業は年老いた父に任せて都会へ。 それでは、農業は維持できない。 ましてや国民のお米離れ、養蚕業の衰退。 遊休農地は2005年以降も、今日まで増え続けているという。 なんとかしなければならない。 長野県は2008年6月16日、「信州の田畑を耕そう!連絡会」を立ち上げた。 会長は長野県農業会議会長の石田治一郎氏、副会長に長野県農政部長の萩原正明氏。 長野県と長野県農業会議が中心になって「遊休農地の解消」に向けて取り組みを始めた。 長野県農業会議では県内80市町村にある農業委員会を通じて「信州人の知恵比べ」を始める。 当然ながら各地には各地の事情があり、広い長野県内では気候風土も異なる。 「ここだからこんなものを」「ここだからこそ新しい食文化を」 信州ならではの伝統を掘り起こしたり、新たな食文化の息吹を感じたり。 筆者は長野県農業会議事務局長・白石芳久氏のレクチャーを受けて感動。 少しずつ、現地に足を運び出した。 最初に向かったのは、南信州の泰阜村(やすおかむら)だった。 飯田市から天竜峡を越えてはるか。 果たしてこの先に村役場はあるのか。 そんな不安を持ちつつ一山超えた。 急に目の前が開けたところに、村役場があった。 日曜日、しかも午前10時前に、村役場の平栗富士男さんが出迎えてくださった。 そしてまず、案内してくださったのが「おより亭」。 登場したのは、ここの代表の伊東江鶴子さん。 このレストランを経営すると共に、菊芋の活用研究者だ。 東京は浅草生まれのちゃきちゃき江戸っ子。 妙齢なお歳と見えたが、いわば「菊姫」。 「これが、菊芋よ。生では美味しくないよ」と出されたのだが。 筆者には新鮮、美味しかった。 たぶん、リンゴのスライスを一緒にサラダで食べたい。 そう、思った。 もともと菊芋は北アメリカの山岳地が原産。 多く含まれる「イヌリン」という成分は消化されにくく、腸のお掃除役を果たす。 また消化されたものは「イヌロオリゴ糖」となって、腸内の乳酸菌やビフィルス菌を増 やすのだそうだ。 そのほかアミノ酸やミネラル類を多く含む健康食と聞いた。 それが、伊東さんの手に掛かって「きくいもぜいたく漬」と「きく芋ゼリー」に変身した。 前者は菊芋、酢、醤油、イカ、コブ、砂糖、生姜で作った。 ご飯やカレーライスに合いそうだ。 日本酒や焼酎にもいけるとみた。 「きく芋ゼリー」には、鹿児島の黒糖や寒天、竹炭粉をお供に仕上げた。 なんともすっきり味だ。 竹炭粉で体内の脱臭効果も期待できるのだそうだ。 その日の午後、泰阜村から飯田市を越えて豊丘村へ。 ここでは、遊休農地対策にサツマイモを作り出した。 村役場の農業委員会担当の宮島静さんが資料、サンプルを携えて、待っていてくださった。 「昔なら干し芋だが」と同席してくださった、農業委員会会長の小椋正敏さん。 このところ、人気の「芋焼酎」に目を付けたのだという。 それも、この地の特徴あるものを。 ということで、紅東と黄金千貫のブレンド芋焼酎を造ることに。 しかも、麹用米も地元産に。 実現には壁もあった。 量が少ないということで、地元飯田市の喜久水酒造では難しかった。 手を差し伸べてくれたのが佐久市の芙蓉酒造だった。 命名は公募で、地元の滝にちなんだ「新九郎」に。 同席してくださった、地元の酒屋さん「いとう商店」(本多唯夫社長)らが売り出した。 同店を訪ねてみると、さまざまな宣伝が。 地元の名産品に育てようという意気込みも感じられる。 ところで、豊丘村の取り組みを見た、隣町の松川町。 同様に芋焼酎造りを始めた。 素材は黄金千貫のみ。 量も多いことから焼酎にするのに飯田市の喜久水酒造が応じてくれた。 こちらは今年から出荷だ。 村を町が真似た格好だが、そんなことは誰もいわない。 松川町のお酒屋さんを訪ねると、すでに売り切れ状況だという。 長野県内では昔、冬には干し芋、みかん、お餅だった。 筆者も子供の頃を思いだした。 その干し芋を、豊丘村のお隣、喬木村(たかぎむら)で見つけた。 干し芋「玉豊」 かむほどに美味しく、昔懐かしい。 隣の豊丘村では遊休農地を活かしたサツマイモ作り。 喬木村でも同様だった。 喬木村伊九間の農家14戸とたかぎ農村交流研修センターによる「芋の会」が遊休農地約40アールで栽培したサツマイモ「玉豊」を使って、村内の業者が干し芋を作ったのだそうだ。 村では、遊休農地解消の一役と共に、喬木村の特産品に育てたいと張り切っている。 長野県と「信州の田畑を耕そう!連絡会」は年に一度、「遊休農地シンポジウム」を開く。 各地の智恵、切磋琢磨を情報交換しようという主旨だ。 ここでは優秀な事例を表彰している。 ちなみに2009年末のシンポジウムでは飯田市が「長野県知事賞」、茅野市が「長野県農業会議会長賞」、小諸市が「長野県担い手育成総合支援協議会会長賞」、筑北村が「信州の田畑を耕そう!連絡会会長賞」をそれぞれ受賞している。 飯田市は上久堅地区農業振興会議が受賞した。同地区は人口減少と高齢化が進む典型的な中山間地域で遊休農地の増加に歯止めがかからない。 そこで、味噌の原料となる大豆、ハザ掛け米、漬物用の源助かぶ菜、小野子人参、無臭にんにくなどを生産、オリジナル商品としても成功した。 茅野市は穴山営農組合の受賞。 遊休農地対策としての、そば栽培の工夫が評価された。多収穫でコンバイン効率を上げる工夫や、結実率を高めるためのミツバチの受粉促進、さらには常温通風乾燥による高品質維持に成功した。 小諸市では小諸インター周辺地区活性化推進機構の受賞。 同市の大里地区は農業の後継者不足が進み、ここでの遊休農地が小諸市全体のそれの3割を占めるほどに深刻。そこでの小諸特産そばの栽培振興とそば打ち体験などのイベントが評価された。 筑北村はきより会が受賞。 同村の桑畑が荒廃し、耕作できない状況に追い込まれていたが、そこでの大豆、野沢菜、小菊などの栽培に挑戦している。生産された大豆はきな粉にして、地元の直売所で販売、野沢菜や小菊は契約出荷の道を拓いている。 「信州の田畑を耕そう!連絡会」などによれば、すでに多くの取り組みが進んでいる。 例えば、こんな事例が報告されている。 生坂村の「いくさか大豆(まめ)まめクラブ」による、収穫から味噌、豆腐作り体験。 辰野市の「辰野市農業委員会」による、親子参加で大豆栽培から味噌作り。 松本市の「縄文の丘中山そば振興会」による、縄文の丘中山そばオーナー制度。 飯綱町の「飯綱町手前味噌講座」による、てまえみそ「大豆栽培・加工体験講座」。 長和町の「松沢地区集落営農組合」による、智恵を絞っていいものいっぱい「松沢」。 安曇野市のレンゲ田を復活させる、れんげの里づくり。 木曽町の「NPO法人ふるさと交流木曽(木曽町)」による、牛の放牧で農地再生。 遊休農地の解消へ。 生ものでの販売のほか、加工品への商品化、販売戦略など、智恵を競うところは多々ある。 「補助金だけを目的に遊休農地を解消しようと考える農民は誰一人としていません。本当はどうにかして皆さんに喜ばれる農産物を作りたいんです」 長野県農業会議の白石芳久事務局長の強い言葉。 それが耳について、忘れられない。 |
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| [木島平村] 木島平村農業振興公社 |
[飯綱町] 飯綱町ふるさと振興公社 |
[小諸市] 小諸菜種振興組合 |
[小海町] 清水屋 |
[豊丘村] いとう商店 |
[泰阜村] おより亭 |
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| ヤーコン茶 1,500円 (送料・税込) |
丸大豆醤油 1,680円 (送料・税込) |
ヤー魂焼酎 準備中 |
十割そば 2,900円 (送料・税込) |
飯綱の風 (そば焼酎) 準備中 |
なたね油 昨年度分は売切 2010年12月発売予定 |
おあがりなんし (ヤーコン焼酎) 準備中 |
新九郎 (芋焼酎) 準備中 |
きくいもゼリー・ ぜいたく漬 2,320円 (クール便・税込) |
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